便利!急性期セラピスト(PT・OT・ST)の必須アイテム4選を紹介




こんにちは。作業療法士のトアルです。

今回は「急性期セラピストの必須アイテム4選」について紹介させていただきます。

急性期リハでは、意外と必要なアイテムが多い職種です。

急性期のリハスタッフとして働くうえで、まず何からそろえたらいいんだろう…?

新人さんや急性期へ転職されるリハスタッフに向けて、
必須となる仕事道具「4種の神器」を厳選しました。

ある意味、急性期リハではこれがなくちゃ仕事ができません!

急性期のセラピストが持つべき道具とは?

急性期のセラピストが仕事に使う道具の中で、所持率が特に高い4つのアイテム。

「今、実際に使っているアイテムってなんですか?」と聞いたときに、
皆さんはかなりの確率で持っていると思います。

聴診器血圧計体温計はもちろんのこと、パルスオキシメーターも、
急性期のセラピストには必要なアイテムです。

なぜかというと、急性期では急変することも多いので、機器を使い数字での客観的な
フィジカルアセスメントでの評価が必要になってくるからです。

病棟の看護師さんから借りたらいいという方もいると思いますが、
忙しいのでリハビリ中にずっと借りておくわけにもいきません。

できれば、自分で所持していた方が安心してリハビリにも取り組めると思いますよ。
(長時間借りてると看護師さんのプレッシャーがハンパないです…)

聴診器はリットマンの所有率が高い

聴診器は、圧倒的シェアを誇るリットマンがオススメです。

シングルタイプでも、押す力によって「ベル型」と「膜型」を使い分けられる
「セレクト」というタイプの聴診器の所有率が高いです。

聴診器のカラーも色々あり、選ぶ楽しみも増えます。

個性的な色を選べば、他の人とも被らないですし、万が一、どこかに置き忘れた場合でも、
色に特徴があるのですぐに見つけてもらえます。(私の体験談)

 

血圧計は電子血圧計が主流

血圧計についてですが、最近では電子血圧計のシェアが高いと思います。
一番有名なのがテルモ社製「エレマーノ」

最近の電子血圧計は性能がかなり高くなっているですが、
どうしても血圧測定の時に数値が正確に測れない時があります。

そういう時は、ワンハンドのアネロイド血圧計を使用しています。
測定には聴診器が必要ですが、血圧が低めだったりする時や、
不整脈がある場合でも測定できるところが利点です。
ワンハンド式アネロイド血圧計の中でも、手元に目盛りがあるのが見やすくて使いやすいです。

電子血圧計とワンハンド式アネロイド 血圧計を2つ持つのは費用の面から
みるとちょっとマイナスですよね。

なので私は、電子血圧計を所持して、必要があればアネロイド式血圧計を
病棟の看護師さんから借りるようにしています。

 

体温計は短時間で測れるものが便利!

最近の体温計は短時間で正確に測れるのが素晴らしいと思います。

少し古いタイプの体温計は、計測に時間がかかります。

最近の技術の進歩はすごいなと実感する瞬間ですね。
ちょっと前に初めて、看護師さんからお借りして使ったのですが、早い!

これは使い勝手がいいという事で、今まで使っていたものは後輩に譲って
私は新しい体温計を購入しました。

テルモ社製品が、医療現場での所有率が高いように思います。

体温計の待ち時間て結構ストレスになります。終了時の音も聞きとりにくかったりしますしね。
検温も時短・ストレスフリーでいきたいものです。

パルスオキシメーターは呼吸器疾患では絶対必要!

最後にパルスオキシメーターについてです。SPO2測定では必須のアイテムとも言えます。
パルスオキシメーターはドリテック社の製品が所有率が高いです。
脈拍と酸素飽和度どちらも計測ができ、指に装着してボタンを押すだけで簡単に使用できます。

値段も7000円前後とリーズナブルです。

パルスオキシメーター中には高額なものもあるんですが、状態が比較的安定している方の
SPO2測定には申し分ない性能だと思います。

軽量でコンパクト、持ち運びがしやすく画面も見やすいです。
ですが、落としやすいので付属のストラップを付けて落下防止策をとってください。

私は一度それで破損させてしまいました…。
保証期間を過ぎていたので現在は2代目を購入しています。

おわりに

急性期リハビリの仕事も、自分で購入したものなら大事にしますし、
安心してリハビリ訓練に臨めると思います。

借りものだとどうしても、肩身が狭い思いがするんですよね。
(看護師さんから早く返せオーラを出してくるんで…。)

看護師さんも、自分の仕事があるので仕方がない所もあるのですが…。

今回ご紹介した4つのアイテムは、実際に私が使っているものです。
正直、この4つのアイテムが無いと最低限の仕事もできません。

これから急性期で働かれる方のご参考になればと思います。

この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。