急性期リハビリ『脳梗塞』のまとめ記事とオススメ書籍




こんにちは。作業療法士のトアルです。

今まで書いた記事の中でも、今回は「脳梗塞」についての記事をまとめました。

最後に私がオススメする書籍についても紹介しています。

興味のある方はどうぞ以下の記事を参考にしてみて下さい。

脳梗塞の基礎知識(病態編・治療編)

「脳梗塞」についての基礎知識について具体的に説明しています。

・脳梗塞とはどういう病態なのか?
・脳梗塞が起きた場合にはどういう治療をするのか?

「病態」と「治療」この2つを知ることは脳梗塞後の早期離床で重要です。
もし、これらの事を知らずに離床してしまうと、病態を悪化させてしまう事になってしまいます。

急性期リハビリでは「リスク管理が大切」という本当の意味が解るのではないかと思いますよ。

↓下の記事をクリックすれば記事に飛べます。
【脳梗塞の基礎知識-病態編-】

↓下の記事をクリックすれば記事に飛べます。
【脳梗塞の基礎知識-治療編-】


『ラクナ梗塞』についての急性期リハビリ

「ラクナ梗塞」発症後の急性期リハビリについて記事にしてます。

「ラクナ梗塞後の急性期リハビリでは何をするのか」について
詳しく解説しています。

 

『心原生脳塞栓症』についての急性期リハビリ

「心原性脳塞栓症」発症後の急性期リハビリについて記事にしてます。

「ラクナ梗塞後の急性期リハビリでは何をするのか」について
詳しく解説しています。

 

『アテローム血栓性脳塞栓症』についての急性期リハビリ

「アテローム血栓性脳塞栓症」発症後の急性期リハビリについて記事にしてます。

「アテローム血栓性脳塞栓症後の急性期リハビリでは何をするのか」について
詳しく解説しています。

 

おわりに

以上が「脳梗塞のまとめ記事」となります。

最後にこれらの記事をまとめる時に、参考にさせてもらった書籍を紹介します。

脳卒中急性期における看護ケアとリハビリテーション

近年の脳卒中関連のガイドラインでは「早期離床」のエビデンスは高くなっています。

ですが、24時間以内の「超早期離床」では症例によってはリスクを伴い、効果があることを
示唆されつつも、適切なアセスメントを軸として、離床ができるか判断しなければなりません。

今回取り上げるこの本は、最新のエビデンスに基づいた離床への判断方法や、
ガイドラインから外れる症例への対応、臨床現場での離床・ケアのコツが盛り込まれています。

私も急性期病院に勤務しており、脳卒中発症後の患者さんをみる機会があります。

ですが、新人の頃は「おっかなかった」のを覚えています。

様々な医療機器を使用していて、訳の分からない医療用語が飛び交い、
患者さんも意識状態やバイタルも変動を繰り返す…

「正直この人ほんとうに離床できるのかな?」と
超不安に思っていたことを思い出します。

もちろん、状態が不安定で離床基準に触れる場合は離床しませんが、
患者さんのフィジカルアセスメントをしっかり行えば、安全に離床することができます。

今思えば、新人の頃の私に足りなかったのは「知識」「方法」です。

そのために必要なのは「脳卒中の基本的な知識」「適切なアセスメント・離床方法」
知ることが必要なんですね。

本書にはそのエッセンスや「こんな時どう離床すればいいんだろう?」
という疑問に答えてくれる内容になっています!

専門書にありがちな堅苦しさはなく、口語に近い文章で書かれていて非常に読みやすいです。

私の勤務先のリハ部内でも評判はとてもよく、持っている方も多いです。

【リハビリの思考力を高める100の知識】

この本の筆者は約40年、全国各地のセラピスト(PT・OT・ST)に向けてリハビリの指導を
行ってきたそうです。

その経験や知識をもとに、セラピスト(PT・OT・ST)に必要な知識をまとめた能力開発のための
方法が記されています。

私がオススメするのは「脳卒中」の病態についての記事で、1つ1つの内容が
興味深く、初めて知ったこともあり多くの気付きを得られる本です。

セラピストの臨床のみの知識だけではなく、病院経営という観点からみた他職種の役割についても
詳細に書かれてありリハビリに携わる医療人にとって一読の価値はあると思います。

少し残念な点は、図が少ない事とやや堅苦しい感じを受ける事ですが、ある意味で
専門書の宿命なのかもしれません。

よろしければ、お手にとってみてはいかがでしょうか?
この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。