「早期離床」「廃用症候群」のまとめ記事とオススメ書籍




こんにちは。作業療法士のトアルです。

急性期リハビリで重要なキーワードである「早期離床」「廃用症候群」

なぜ、この2つが急性期リハビリで重要なのか、についての5記事をまとめています。

特に呼吸器の廃用については「呼吸リハビリテーション」という分野もあるくらい
重要な知識ですので一読して頂くことをおススメします。

そして、最後に私がオススメする「早期離床」「廃用症候群」に関しての書籍も紹介します。

できれば順番に読んでいった方が、分かりやすいと思いますよ。

早期離床の必要性についての解説

とにもかくにも「なぜ早期離床って必要なの?」について解説している記事です。

「早期離床」が必要な理由を理解するには、「離床するメリット」を考えるよりも、
「離床しないことでのデメリット」について考えた方が理解はしやすいと考えています。

大事なのは「離床しないことで何が起きるか?」というデメリットを知ることです。

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呼吸器系の廃用症候群

長期の臥床姿勢は酸素化を低下させます。
理由は「寝たままだと、肺が効率的に膨らむことができないから」です。

その原因は以下の3つ。
1.ベッドの圧迫による胸郭運動の制限
2.臓器の重みによる横隔膜運動の制限
3.FRC(機能的残気量)の臥位による機能低下

まずは、この3つについて理解を深めてみましょう。

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循環器の廃用症候群

臥位状態では、上半身に血液が移動します。そうなると心臓・血管にある圧受容器が反応し
利尿を進めてしまうため軽い脱水状態になります。

これが基盤となって全身の循環血液量が減少し離床により
血圧が低下しやすい状態になります。

交感神経や圧受容器がどこにあるかなどの解剖学的な知識が必要になりますが
できるだけ解りやすく解説しています。

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骨格筋の廃用症候群

長期臥床によって骨格筋の筋委縮が進むことは有名です。

「なぜそういった事が起きるのか?」について分かりやすく解説しています。
知っていそうで実は知らないことってありますよね。

これを読めば、理解が進むこと間違いなしです。

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消化器系の廃用症候群

あまり知られていないかもしれませんが、消化器系でも廃用症候群は生じます。

特に内部障害系の疾患をみる機会が多い人は絶対に知っておくべきです。
ぜひ読んでみて下さい。

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おわりに

今回は「早期離床」「廃用症候群」についての過去記事をまとめてみました。
急性期リハビリで後輩の指導や実習生への指導には欠かせない知識だと思っています。

最後に急性期リハに欠かせない知識が載っている書籍を紹介します!

【実践!早期離床 完全マニュアル】

これを読めば、急性期で初めて働く方も安心して「早期離床」ができると思います。
内容も複雑なポイントをとても分かりやすく書かれていて、すんなり頭に入ってきます。

私の勤務先でも、ほとんどの方が持っている書籍です。

 

【実践!早期離床 完全マニュアル2】

上記の書籍の最新刊!以前の書籍は2色刷りでしたが、今回はオールカラーになっています。
新しく購入しようと考えている方はこちらの方がいいのでは?

この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。