適度な愚痴で人間関係を円滑に。




こんにちは。作業療法士のトアルです。

今回は「愚痴」についてです

いつも愚痴ばかりいう人が身近にいたら困りますよね。

仲のいい人がたま~に吐き出す愚痴なら、少し聞くくらいで役に立てるのなら喜んで協力しようとも思います。

しかし、相手の都合はお構いなしで愚痴ばかりきかせる人が身近にいたらどうでしょうか。

正直うんざりしてしまいます。

愚痴は吐き出すほうはすっきりしますが、聞いているほうはストレスを
感じることも多くあります。

また、自分がいつも愚痴ばかり言っている人だと思われるのも嫌ですし、
できれば愚痴は言わないに越したことはないと思います。

では、いつも愚痴ばかり言っている人はどういう人なのでしょうか。

愚痴を言う人の心理は?

冒頭でも述べましたが、「誰か」に愚痴をいうとすっきりします。

人はストレスを感じた時に言葉にしてまとめると
自分の感情を整理することができます。

そして「誰か」に「共感」してもらうことで、ストレスは和らぎます。

しかし、これは「誰か」という「他者」がいないと成立しません。

愚痴を言う方は自分の思いや感情をそのまま口にすることが多いので、
じつはそんなにエネルギーを使いません。

しかし、愚痴を聞く方はエネルギーを使います。

相手の気持ちを汲み取らないといけませんし、
愚痴を聞いている時間を割かなければいけません。

簡単にいうと「疲れる」んですね。

いつも愚痴ばかり言っている人は、
愚痴を聞かされることが疲れることだということを知りません。

それどころか、自分が愚痴ばかり言っている人間だということに
気がついてもいない場合も往々にしてあります。

いつも愚痴ばかり言っている人は、

「悪いのはいつも他人で自分の責任ではない。」

という思いが渦巻いているのではないでしょうか?

そして、そういう人間は客観的に見て魅力的でしょうか?

多分、そうではありません。
冒頭でも述べましたが、愚痴をいうとすっきりとして気分がよくなります。

しかし、普通の人なら、愚痴を言ったあとに
「ああ、なんであんなことを言ったんだろう」と恥ずかしく思ったり、
「嫌な気分にさせたかな?」とか愚痴を聞かせて申し訳ないと反省します。

また愚痴というのは言っても仕方がないし、自分が具体的に動かなければ
状況は変わらないということも理解しています。

では、愚痴は全く言わない方がいいのでしょうか?

 

愚痴は言ってもいいのか?

実は適度な愚痴は人間関係を円滑にします。

普段は愚痴を言わない人が不意に愚痴をこぼすときには、
自分にだけ心を開いてくれているのだと好意的に捉えてくれたりすることもあります。

確かに、愚痴を完全に言わない人は人格的者で尊敬する価値があります。

しかし、時には愚痴をいう時があっても良いと個人的には思います。

時々、愚痴をこぼすことは精神の安定に寄与するからです。

また周りの人に弱い部分を見せることも時には良い結果を生むこともあります。
上手く自分の弱みを見せることができる人は好意を持たれやすくなります。

↓理由を知りたい方は参考にどうぞ!
「弱み」を出せる人は好印象。その秘密とは?

上手な愚痴の言い方とは?

忘れていけないのは、あくまで「適度な愚痴」であるこということです。
あまりに愚痴ばかり言う人は好意をもたたれるどころか、嫌われてしまいます。

愚痴を言いたいときには相手の負担も考えながら、短時間で切り上げることと、
聞いてもらった相手に感謝の気持ちを伝えることを忘れてはいけません。

「愚痴を聞いてくれてありがとう」

と愚痴を言ったあとに、感謝の言葉で締めくくりましょう。

この言葉を言ってくれるのと言わないのとでは、
自分の印象が全然違ってきます。

まとめ

今回は「愚痴」について記事にさせて頂きました。

この記事を書きながら「読んでる人に向かって愚痴ってるじゃない?」と
思ってしまいました。

本当にすいません。

職場で人の愚痴ばかり聞いてたんで心が荒んでたんだと思います。

長々と駄文になりますが、お付き合い頂きありがとうございます。

この記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。